歯を失ってしまったとき、「もう一度しっかり噛めるようになりたい」と願う方にとって、インプラントは非常に魅力的な治療法です。「第二の永久歯」とも呼ばれ、見た目も噛み心地も自分の歯に近いことから、多くの方に選ばれています。
しかし、インプラントにはメリットだけでなく、治療を始める前に知っておきたい「デメリット」もあります。
この記事では、インプラントのデメリットについて、治療にまつわる不安や疑問を一つずつわかりやすく解説します。納得して治療に進めるよう、対処法も一緒にご紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。
三宮・元町おとなこどもKOTA歯科・矯正歯科では、インプラント治療を「不安なもの」ではなく、「前向きな一歩」として受けていただけるよう、丁寧なカウンセリングとわかりやすい説明を大切にしています。
- 経験豊富なドクターが担当
- 痛みに配慮したやさしいインプラント治療
- 費用は明示、分割払いやカード・スマホ決済もOK
- CT・スキャン等の先端設備完備で精密な診断
- セカンドオピニオンやご相談のみのご来院も歓迎
「本当に自分に合っているのか」
「自分の場合どのくらい費用がかかるのか」
「他院での診断について相談したい(セカンドオピニオン)」
そんな疑問がある方も、どうぞお気軽にご相談ください。
インプラントの主なデメリット10選と対処方
インプラントの主なデメリット10選を、以下の項目に沿って解説していきます。
それぞれの対処方もご紹介しますので、インプラントを検討されている方はぜひ参考にしてください。
- 費用が高額になる
- 治療に時間がかかる
- 外科手術が必要
- 持病があると治療が難しい場合がある
- 定期的なメンテナンスが必要
- インプラント周囲炎のリスクがある
- 骨が足りないと追加処置が必要
- 年齢による制限がある
- 喫煙は成功率を下げる
- 失敗の可能性もゼロではない
1. 治療費が高額になる
インプラントは保険適用外の自由診療です。1本あたり30〜50万円程度が相場で、検査費・手術費・上部構造(人工の歯)すべてを含めた総額となります。さらに、骨造成やメンテナンスが必要になる場合は追加費用も発生します。費用の総額を事前に確認し、分割払いやクレジットカード払いが可能かもチェックしましょう。
2. 治療に時間がかかる
インプラント治療は、最短でも3ヶ月〜長いと1年近くかかるケースもあります。これは、人工歯根(インプラント体)があごの骨としっかり結合する「オッセオインテグレーション」という過程に時間を要するためです。
- 下あご:約3〜4ヶ月
- 上あご:約4〜6ヶ月(骨がやわらかいため時間がかかる)
-
骨造成が必要な場合:+3〜6ヶ月延長
「すぐ歯が入る」と思っていた方にとっては意外かもしれませんが、長期計画が必要な治療です。
3. 外科手術が必要
インプラントは、あごの骨に人工歯根を埋め込む外科手術が伴います。局所麻酔で行うため痛みは抑えられますが、術後には次のような症状が出ることがあります。
- 腫れ・痛み・内出血(1週間ほどで軽快)
- ごくまれに神経や血管を損傷する可能性
- 感染リスクや術後の違和感
これらのリスクを最小限に抑えるためには、経験豊富な歯科医師のもとで治療を受けることが重要です。
4. 持病によっては治療できないことがある
以下のような全身疾患がある方は慎重な判断が必要です。
- コントロール不良の糖尿病
- 心臓病(特に心臓の手術歴のある方)
- 骨粗しょう症でビスホスホネート製剤を使用中の方
-
血液疾患で出血が止まりにくい方
体の状態が安定していれば治療可能な場合もありますので、かかりつけ医との連携が大切です。
5. 定期的なメンテナンスが必要
インプラントは天然歯のような「神経による異常感知機能」がないため、症状が出にくいままトラブルが進行することがあります。そのため、3〜6ヶ月ごとの定期検診と専門的クリーニングが不可欠です。メンテナンス費用も年に2〜5万円ほどかかることがあり、一生付き合っていく治療といえます。
6. インプラント周囲炎のリスク
「インプラント周囲炎」は、インプラント版の歯周病です。天然歯よりも感染に弱く、気づかないうちに進行することがあります。
- 初期は自覚症状なし
- 進行すると骨が溶け、最悪の場合インプラントが脱落
-
完治が難しく、早期発見がカギ
毎日の正しいセルフケア+プロのケアが最重要です。
7. 骨が足りない場合は追加処置が必要
インプラントはあごの骨にしっかり固定する必要がありますが、歯を失ってから時間が経つと、骨がやせて足りなくなってしまうことがあります。
その場合には、次のような骨を増やす治療が必要になります。
- 骨造成(GBR):インプラントを支えるために、失われた骨を人工の骨などで再生させる処置。
- サイナスリフト:上あごの骨が薄いとき、空洞(上顎洞)を持ち上げて骨を増やす方法。
-
ソケットリフト:サイナスリフトより軽度なケースで、骨を少しだけ持ち上げて補う方法。
これらの治療をする場合、費用と期間が追加されます(費用:5〜30万円、期間:3〜6ヶ月)。
8. 年齢制限がある
インプラントは、骨の成長が完了していない10代〜20歳未満の方には基本的に行えません。また、ご高齢の方でも全身状態が安定していれば治療可能ですが、以下の点に留意します。
- 全身麻酔に耐えられるか
- 自宅でセルフケアが可能か
-
他の選択肢の方が安全か
年齢よりも「体の健康状態」が判断の基準となります。
9. 喫煙により成功率が下がる
喫煙は、インプラントの成功率を著しく下げるといわれています。理由は以下の通りです。
- 傷の治りが悪くなる
- 感染しやすくなる(非喫煙者の2〜3倍)
-
骨との結合がうまくいかない可能性
禁煙できない方には治療を見送ることもあるほど。治療前から禁煙を意識することが推奨されます。
10. まれに失敗することがある
インプラントの成功率はおおむね95%以上ですが、以下のような原因でごく一部のケースでは失敗や再治療が必要になることがあります。
- 骨との結合がうまくいかない(初期固定の失敗)
- インプラント周囲炎などの感染
-
噛み合わせの不具合による破損
信頼できる歯科医院では、失敗時の保証制度や再治療体制が整っているため、事前に確認しておくことが大切です。
インプラント治療が向いていない方の特徴
- 治療費や通院の負担が大きい方
- お手入れが苦手な方
-
持病のコントロールが難しい方
まずは無理をせず、ご自身のライフスタイルを大切にしてください。
デメリットを最小限にするためのポイント
インプラントにはいくつかの注意点やリスクがありますが、正しく準備し、適切なケアを続けることで、多くのトラブルは未然に防ぐことができます。
治療前・治療後に意識しておきたい大切なポイントを4つご紹介します。
インプラントをより安全に、そして長く使っていくために、ぜひ参考にしてください。
-
信頼できる歯科医院を選ぶ(専門医在籍・CT完備・実績豊富)
-
治療前にしっかり検査を受ける(CT撮影・健康チェック)
-
正しいお手入れを身につける(歯間ブラシ・フロスの使用)
-
生活習慣を見直す(禁煙・持病の治療・食事改善)
インプラント以外の選択肢
インプラントは優れた治療法ですが、すべての方にとって最適とは限りません。
持病がある方、費用や治療期間に不安がある方には、他にも選べる治療法があります。
インプラント以外の代表的な方法である「ブリッジ」と「入れ歯」について、メリット・注意点を簡単に比較しました。ご自身のライフスタイルやお口の状態に合わせて、納得のいく方法を一緒に見つけていきましょう。
治療法 | メリット | 注意点 |
---|---|---|
ブリッジ | 短期間/保険適用あり | 健康な歯を削る/寿命が短め |
入れ歯 | 安価/歯を削らない | 違和感あり/噛む力が弱い |
よくあるご質問(Q&A)
Q. インプラントはどのくらいもちますか?
A. 適切なケアで10〜20年以上使用可能です。
Q. 手術は痛いですか?
A. 麻酔を使用するため、手術中の痛みはほとんどありません。術後も痛み止めで対応可能です。
Q. MRI検査は受けられますか?
A. チタン製インプラントであれば、MRI検査に影響はありません。
Q. もし失敗したらどうなりますか?
A. 原因を調べた上で再治療が可能です。保証制度も整えていますのでご安心ください。
まとめ|納得できる治療選びのために
インプラントにはデメリットもありますが、正しく理解し、信頼できる歯科医院で治療を受けることで多くのリスクは防げます。
三宮・元町おとなこどもKOTA歯科・矯正歯科では、インプラント治療を「不安なもの」ではなく、「前向きな一歩」として受けていただけるよう、丁寧なカウンセリングとわかりやすい説明を大切にしています。
- 経験豊富なドクターが担当
- 痛みに配慮したやさしいインプラント治療
- 費用は明示、分割払いやカード・スマホ決済もOK
- CT・スキャン等の先端設備完備で精密な診断
- セカンドオピニオンやご相談のみのご来院も歓迎
「本当に自分に合っているのか」「自分の場合どのくらい費用がかかるのか」「他院での診断について相談したい(セカンドオピニオン)」そんな疑問がある方も、どうぞお気軽にご相談ください。
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